大学生になるとアルバイトはほとんどの学生がしていると思います。
アルバイトでお金を稼ぐとほとんど自由に使うことができますよね。
しかし、アルバイトで稼ぎすぎるとある壁が立ちはだかります。
それは、、、
扶養控除です!!
単語は聞いたことがあると思います。
でも、扶養控除ってどういう制度かちゃんと説明できますか?
扶養控除の収入額の基準は103万?130万?
交通費って収入の中に入るの?
制度をしっかり理解している方は少ないと思います。
そんな方もこの記事を読むと扶養控除マスターになれます!
国税庁のホームページを基に解説していきます。
難しいところはかみ砕いて説明するのでぜひご覧ください!
扶養控除ってなに?
ここでは、扶養控除を簡単に説明します!
例えば親子に関して、
16歳以上の子どもがいると親は税金(所得税、住民税)の納税額が少なるんです。
要は支援してもらっているわけです。
しかし、その子どものアルバイトの収入額が103万を超えてしまうとその支援がなくなってしまうということです。
そうなると親の納税額が増えてしまいます。。。
これは年末に支払うものなので年の初めの1月から12月までの収入で考えます。
だいたい月の収入の平均をとると約85833円です。
とは言っても毎月同じ収入を得るのは難しいですよね。
なので毎月しっかり収入を記録するようにしましょう!
また、年末の方になると扶養控除に引っかかってしまうためバイトに入れないことが多いです。
その時のためにも普段から貯金をするようにしましょう!
大学生の貯金事情について知りたい方は大学一年生必見!!大学生の平均貯金額と貯金の3つのコツをご覧ください!
扶養控除を利用するには、確定申告または年末調整で申請をします。
ちなみに確定申告と年末調整ってしっかり説明できますか?
確定申告は大学生にはあまり関係ないことなので簡単に説明すると、
一年間に得た所得に対して支払うべき税金を計算し、税務署に申告・納税する手続きのことです。
基本的には自営業者やフリーランスの方などが確定申告をする必要があります。
もしこの記事を見ている方で確定申告が必要な方がいたら簡単に確定申告を済ませる秘訣を教えちゃいます!
それはマネーフォワードクラウドの確定申告ソフトを使うことです。
マネーフォワードと言えば家計簿アプリで有名ですよね。
この確定申告ソフトで銀行やクレジットカードと連携すれば、自動で明細データを取得して、仕訳が自動出提案されるんです!
これで確定申告なんてわからないって方でも簡単に済ませることができます。
確定申告を簡単に済ませたい方はぜひ活用してみてください!
それに対して、年末調整はアルバイトをする大学生にも関係があります。
年末調整は、アルバイトに限った話で言うと、
店長などの雇用主が、アルバイトで雇っている従業員の年間所得税を計算して源泉徴収(給料から引かれている税金)の過不足を精算します。
なので関係あるとは言ってもアルバイトの大学生の方が何かしないといけないわけではないんですね。
詳しく説明すると、
アルバイトしてる大学生の給与からは毎月仮で所得税が引かれています。
この仮の所得税のことを先ほどの源泉徴収といいます。
そして年末調整では実際の給与総額や控除を基に正確な所得税を計算します。
計算した結果、年間で支払わなければならない税額よりも源泉徴収されていた額が多ければ還元されて少なければ徴収されます。
年末調整をすれば確定申告はしなくても大丈夫です!
ただし、一部アルバイトをしていても確定申告をしなくてはいけない人もいます。
副業で20万以上の給料がある方などです。
確定申告と年末調整の違いといった面で見ると、
年末調整は会社が行うのに対して、確定申告は自分でする必要があります。
また手続きをする時期も異なります。
年末調整は言葉の通り年末に、確定申告は毎年2月16日から3月15日の間に税務署に申告します。
扶養控除について簡単に知れたところで次の疑問に行きましょう。
103万の壁?130万の壁?
扶養控除の対象になる収入の上限っていくらか正確に知っていますか?
多くの人は二つの回答に分かれるでしょう。
おそらくそれは103万と130万でしょう。
どちらが正しいのでしょうか?
結論から言うと、どちらも間違いではないです!
詳しく説明していきます。
103万の壁について、
アルバイトの年間収入が103万を超えると、親の扶養控除の対象外となり、親の所得税が増加します。
簡単に言うと、103万を超えると損をしてしまうということですね。
それに対して130万の壁は、
アルバイトの年間収入が130万を超えると、扶養から外れるだけでなく、自分自身で国民健康保険や年金の支払いをする必要があります。
簡単に言うと、130万を越えると大損なわけです。
つまり、アルバイトをする際には年間の収入が103万を超えなければ大丈夫ですね。
ただし、103万を超えてしまっても勤労学生控除という制度を利用するとさらに税金が軽減される可能性があります。
勤労学生控除という言葉を初めて聞く方が多いというのでこれについても解説します。
まず、勤労学生控除を受けるためには以下のすべての条件を満たす必要があります。
- 学生であること
- アルバイト(パート)の給与所得や事業所得があること
- 合計所得金額が65万円以下であること(事業所得は130万円以下)
これは年間の給料が65万円以下でないといけないわけではなく、収入が55万を超えていると給与所得控除の55万が引かれるので実際の収入が130万円以下であれば控除の対象となります。 - 勤労以外の所得が10万円以下
給与所得以外の収入(親からの仕送りや奨学金を除く利子取得や配当取得、家賃収入など)が年間10万円以下であること。
仕送りや奨学金が含まれていないのは嬉しいですね。
ちなみに仕送りについては一人暮らし大学生の平均仕送り額と喜ばれる仕送り6選で解説しているのでご覧ください!
これらの条件を確認して勤労学生控除を使いたい方がいたら年末調整で勤労学生であることを記入しましょう!
扶養控除に交通費は入るの?
最後の疑問は、扶養控除に関して、アルバイトの収入に交通費が含まれるかどうかです。
交通費が収入に含まれていないと思って結果的に年間収入が103万を超えてしまうともったいないですからしっかり確認しましょう。
さて、収入が含まれるどうかについて、
それは、交通費が「非課税」か「課税対象」かによって変わります。
通常アルバイトの交通費は月15万円までは非課税として扱われます。
なのでこの場合は扶養控除の収入判定には含まれません。
一方で、交通費が課税対象とされている場合、これはアルバイトの収入とみなされます。
なのでこの場合は扶養控除の収入判定に含まれます。
交通費が課税対象かどうかはアルバイト先によって違うので確認するようにしましょう!
まとめ
今回は扶養控除について解説しました。
扶養控除の仕組みを理解して余分なお金を払わないようにしましょう!
特に大学生はお金がないですからね(笑)
アルバイトだけではシフトの関係などで全然足りないという方はアルバイト以外の稼ぎ方も模索してみましょう!
このブログでもこれで決まり!大学生がお金を稼ぐ7つの方法を徹底解説!で紹介していますのでよかったらご覧ください!
このブログではこれからも大学生が知って得する情報を発信していきます!
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